富士山大会実行委員会より御挨拶申し上げます。
本大会の開催地である静岡県小山町・御殿場市は、世界遺産である富士山麓に広がる田園地帯にあり、富士山の豊富な伏流水と冷涼で寒暖差のある気候を利用した水稲栽培が盛んな地域です。また、稲作の後、冬場でも水温が変わらない湧水で栽培される伝統野菜の「水かけ菜」は、早春にしか味わえない当地区自慢の特産物として多くの人たちに親しまれています。
22 回目となる今大会は、小山町・御殿場市・JA御殿場・静岡県東部農林事務所で連携体制を構築し、さらに生産組織・関係団体が一丸となって実行委員会を組織し、11 月 27・28 日の小山町開催に向け、皆様を迎える準備を進めてまいりました。
しかしながら、本年に入り国内外において新型コロナウイルスの感染が拡大し、静岡県においてもクラスターが多発するなど、皆様をお迎えし、大会を開催することが難しい状況となってしまいました。そのため、今年度は食味官能審査のみを無観客で実施することとし、改めて令和3年度第 23 回大会を小山町で開催することとなりました。
今回は、食味官能審査のみの実施となりますが、歴史と伝統のある大会の名を汚さぬよう、スタッフ一同しっかりと取組んでまいりますので、引き続き多くの出品をお待ちしております。
また、来年度は、延期となった東京2020オリンピック・パラリンピック自転車競技ロードレース開催の後、お米のオリンピックと称される本大会を当地で改めて盛大に開催し、全国の生産者の皆様に、日本の米づくりの素晴らしさと、金太郎の生誕の地らしく、「元気」と「活力」を国内外の皆様に伝える、そんなメッセージをここ「富士山」から発信してまいります。より多くの皆様に御来場いただき、米でつながる素晴らしい交流ができますことを楽しみにしております。皆様の御理解と御協力よろしくお願い申し上げます。