米・食味分析鑑定コンクール:国際大会
審査方法

このページでは、米・食味分析鑑定コンクール:国際大会の審査方法について紹介しています

審査の流れ

審査の流れ

審査の詳細

1次審査

食味分析計での審査

食味分析計

玄米の状態で【水分・タンパク・アミロース・脂肪酸、食味スコア】を計測。食味スコアが、低・中アミロース米は81点以上、普通米は85点以上のものが2次審査対象となります

穀粒判別器での審査

穀粒判別機

すべての出品検体のうち、低・中アミロース米を除く玄米の整粒値を計測いたします。整粒値75%以上のものが2次審査対象となります(低・中アミロース米は白濁しているため、測定いたしません)

詳細
  • 食味スコアと整粒値の両方が基準に達している検体が2次審査へ進出となります
  • 食味分析計と穀粒判別器は静岡製機株式会社にお借りしているものです。 正しい数値が出るよう、全ての計測機械は測定開始前に調整を行っております。また、計測者は静岡製機株式会社の担当者に直接指導を受けております
  • 計測後の数値に関して、個別のお問い合わせはお受けできかねます。後日、分析資料集を送付いたしますので、そちらをご確認ください

2次審査

精米

精米

味度計専用の精米機を使用し、審査に必要な分量を精米致します

味度計での審査

味度計

2次審査進出の米(白米)の「おねば層」を測定し、味度値を割り出します

詳細
  • 「食味スコア(1次審査)」+「味度値(2次審査)」の合計値を、それぞれの部門の審査基準に照らし合わせ、ノミネート者を決定いたします
    ※玄米水分値が12%未満と16%以上の検体はノミネート対象外となります
  • 精米機と味度計は、東洋ライス株式会社にお借りしているものです。正しいデータが出るよう、測定開始前に調整を行っております。また、測定開始前に東洋ライス株式会社の担当者より操作者・計測者は直接指導を受けております
  • 計測後の数値に関して、個別のお問い合わせはお受けできかねます。後日、分析資料集を送付いたしますので、そちらをご確認ください

3次審査

官能審査

官能審査

ノミネートされた検体は、「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」の会場にて官能審査が行われます。審査員の投票にて、金賞、もしくは特別優秀賞のいずれかが授与されます

審査員

投票

各部門30名前後の審査員(米・食味鑑定士 / 料理研究家 / 流通関係者など)が、コンクール会場にて実食を行い、審査します

詳細
  • 1次審査・2次審査を通過したノミネート検体は、専門家がお米の特性に合わせて搗精後、コンクール会場にて同じ炊飯器、同じお水、同じ洗米方法にて炊き上げられます
  • お米にはそれぞれ番号が振られ、艶・香り・粘り・硬さ・甘み・のどごし等の基準によって点数がつけられます
  • 最後に人の味覚による審査を取り入れることで、機械・人間ともに良食味であると認められたお米が金賞に輝きます

投票数(各部門審査員30名前後)

  • 総合部門・・・1人につき5枚
  • 都道府県・・・1人につき5枚
  • 大型農業法人部門・・・1人につき3枚
  • 栽培別部門・・・1人につき1枚(以下の各部門毎)
    • 米の精
    • JAS・JAS転換中
    • 若手農業経営者
    • 水田環境特A
    • 早場米
    • 環境王国
  • お米甲子園・・・1人につき5枚
  • 小学生部門・・・1人につき5枚

部門別ノミネート基準

国際・総合部門

全ての出品検体(お米甲子園・小学校部門・米の精部門を除く)より、1次審査と2次審査の合計点数から上位40名前後を選出します。

詳細
  • 品種・育成方法・出品国等を考慮し、コンクール選定委員により、数値を問わず数検体が特別選出される場合があります

都道府県代表 お米選手権

国際総合部門を除く2次審査通過者を各都道府県・国別に分け、1次・2次審査の合計最高数値の1名を都道府県ごとにノミネートします

詳細
  • 総合部門ノミネート者は対象外となります
  • 都道府県出品数の80%以上がコシヒカリの場合、コシヒカリがノミネート対象となりますが、満たない場合はコシヒカリ以外の銘柄がノミネート対象となります
  • 30検体以上の出品がない都道府県は対象外となります
  • 品種・育成方法・出品国等を考慮し、コンクール選定委員により、数値を問わず数検体が特別選出される場合があります

大型農業法人部門

1次・2次審査の合計数値が高い農業法人を、20ha以上は4名、50ha以上から6名選出します

詳細
  • 総合部門、お米選手権の各ノミネート者は対象外となります
  • 品種・育成方法・出品国等を考慮し、コンクール選定委員により、数値を問わず数検体が特別選出される場合があります

栽培別部門

各部門づつ、1次・2次審査の合計数値が高い方から数名ノミネートします

詳細
  • 総合部門、お米選手権、大方農業法人部門のノミネート者は対象外となります
  • 品種・育成方法・出品国等を考慮し、コンクール選定委員により、数値を問わず数検体が特別選出される場合があります

米の精部門

  • 米の精は東洋ライス株式会社が販売している「米の精」を土壌改良や肥料として使用した圃場で出来たお米が対象です。
  • 栽培別部門 米の精に出品された場合、総合部門を含め、他の部門のノミネートはございません

低・中アミロース米部門

  • 低・中アミロース米が対象です(ミルキークイーン、たきたて 等)

JAS・JAS転換中部門

  • JSA認定圃場・JAS認定申請中の圃場からの出品が対象です

若手農業経営者部門

  • 39歳までの生産者が対象です

水田環境特A部門

  • 水田環境鑑定士に特A、A認定を受け、米・食味鑑定士協会ホームページに水田環境を公開されている圃場が対象です

早場米部門

  • 8月中に市場に流通している米が対象です

環境王国部門

  • 環境王国に認定された地域からの出品が対象です
環境王国認定産地はこちら

全国農業高校 お米甲子園

まず、1次審査と2次審査の合計点数の高い順に7校が選出されます。次に、その7校の出品検体を除いた中から、地域に分けて8校がノミネートされます。ノミネートされた15校の検体には官能審査が実施され、投票によって最高金賞、金賞、特別優秀賞が選出されます

詳細
  • 1地域1受賞に重きを置くことにより、品種、減反、栽培法に反映できるコンクールを目指しております
  • 栽培法・品種を考慮し、コンクール認定委員会がノミネートに値すると判断した場合、特別ノミネートに選ばれる場合がございます
  • 1都道府県におきましても、同点や非常に近い点数の場合や、上位7校に複数の高校が選ばれた場合などは、同県より複数ノミネートされる場合があります

お米甲子園 プレゼンテーション部門

プレゼンテーション部門にエントリーしている高校より、項目ごとの審査基準に照らし合わせた上、3校がノミネートされます
ノミネート校はお米甲子園会場にてプレゼンテーションを行い、専門家の投票によりグランプリと優秀賞が決定します

詳細
  • プレゼンテーション実施時間は5分となります

小学生部門

整粒値75%以上・食味スコア85点以上の検体が2次審査に進みます
1次審査と2次審査の合計点数の高い順に、金賞・特別優秀賞を決定します

詳細
  • コンクール会場での官能審査はございません
  • 出品検体が低アミロース米の場合、整粒値の審査は行いません
  • 低アミロース米は食味スコアの81点以上で2次審査を行います