ご挨拶

 

山形県知事 吉村 美栄子

 山形県には、母なる川最上川や日本一を誇るブナの原生林など緑あふれる豊かな自然があります。彩りある四季や恵み豊かな山河との結びつきの中で、国内外に誇れる文化や知恵、農やものづくりの技術が築かれてきました。
 先人たちが積み重ねてきた農の技術は、現代にも受け継がれ、米やさくらんぼなどの特産品につながっております。本県では、「地域の豊かさを支え、高いブランド力で国内外に展開する農林水産業」の実現に向け、生産力及び県産農林水産物の付加価値を高めるとともに、国内外への販売を強化することで、農林水産業の持続的な成長と農林漁業者の所得向上に力を入れて取り組んでおります。
 なかでも、米については「オールやまがた米づくり日本一運動」を展開し、生産者、生産者団体、行政が一丸となり高品質・良食味米の安定生産に取り組んでおります。本県は、「つや姫」や「コシヒカリ」などのルーツである「亀ノ尾」を生んだ地であり、国内でも有数の米どころです。「つや姫」「はえぬき」を始めとする県産米は全国で高い評価を受けており、関係機関と協力して更なるブランドの浸透を図っております。加えて、平成30年には、しっかりした粒感と粘りのある新食感の新品種「雪若丸」がデビューする予定であり、県を挙げて、日本一の米づくりに精力を注いでいます。
 本県には、米づくりを中心とした農業が生み出す貴重な食文化を始め、日本遺産に認定された出羽三山の精神文化や県内35市町村全てに湧出する温泉など多様な観光資源がたくさんあります。
 本大会に、多くの皆さまがご参加、ご来県くださることを心よりお待ち申し上げます。

 

 

真室川町長 井上 薫

  真室川町は、山形県の最北端に位置し秋田県との県境にあり、総面積374㎢のうち88%を山林が占める、緑豊かな町です。冬期間の積雪が2mにも及ぶ豪雪地帯ではありますが、四季の区別がはっきりと表れ、新緑、濃緑、紅葉、雪原等彩り豊かな自然に囲まれ、伝統的な文化・生活を営んできました。また、全国的にも有名な民謡「真室川音頭」や「あがらしゃれ」の発祥地であり、先人から受け継がれた財産を守り伝えています。
 産業面では、農業を基幹産業と位置付け、特別栽培による良食味米の生産、ニラ・ネギ等の園芸作物振興、冬期間のビニールハウス内でのタラノメ・ウルイ等の促成栽培により周年農業を確立しています。また、畜産業も盛んであり、町営秋山牧場を中心に繁殖牛を増頭するとともに耕畜連携による環境保全型農業を進めています。
 第19回大会は山形県内では3回目の開催となります。真室川町では第5回大会から参加し、JA真室川とこだわり米生産組合員の努力と研鑽により、毎年何らかの部門で金賞や特別優秀賞を受賞してきました。第19回大会でも優秀な成績を期待しておりますが、それがゴールではないと考えています。海外では「和食」が栄養バランスに優れた健康的な食事として認知され、広がりを見せていますが、中心となる食材は米です。健康づくりに欠かせない米、日本農業の根幹である米、ブランド化による売れる米づくりをすることで農業の力を発揮するとともに、持続する農業を実現したいと考えています。
 米でつながった全国の皆様との交流を楽しみに、おいしいお米とあがらしゃれの気持ちでお迎えします。多くの皆様のお越しを心よりお待ちしております。

 

 

米・食味鑑定士協会 鈴木 秀之

まずは、第19 回 米・食味分析鑑定コンクール:国際大会の開催にあたりまして、ご助力、ご指導を頂きました皆様に、心よりお礼申し上げます。
 さて、約20年前に始まった米の自由化政策はやがて、グローバリゼーション(国際化)へと大きな流れを以て変革してきました。様々な要因による米価の下落や差別化が進む中、米づくり農家においてブランド戦略による価値訴求や価値創造は、大変有効な一案と言えるでしょう。
 米・食味分析鑑定コンクール:国際大会は、規模、歴史共に国内外最大のお米コンクールであり、その結果は市場に大きな影響力を持つものでありますが、その門扉は大きく開かれ、国際 総合部門を始め、12部門(約130名程)の受賞部門が有り、生産者にとって多様に頂点を目指すことが出来るコンクールでもあります。それゆえ、様々なお米を求める消費者ニーズとのマッチングにおいて非常に有効であると同時に、国内外に大きく訴求してゆくコンクールといえます。
 また、近年では、未来の農業を支える若者はもちろん、多くの米作り農家の技術向上や創意工夫の原動力であり、その成果を確認して頂く場としてもたくさんのご支持を頂いております。
 消費者とのマッチングを見据えた、新しい農業への一環として、また、一年間のご精励の締めくくりとして、コンクールへのご出品、ご参加を心よりお待ち申し上げます。