ご挨拶

 

熊本県知事 蒲島 郁夫

 本年4月に発生しました平成28年熊本地震につきましては、全国の皆様から数多くの励ましやご支援をいただき深く感謝申し上げます。
 このたびの震災では、依然として多くの方々が避難生活を余儀なくされるとともに、本県の基幹産業で、ある農林水産業や観光産業にも極めて大きな被害が生じています。
 一日も早い熊本の復旧・復興に向け、県のみならず、市町村・国・関係機関・民聞が一丸となり、「チームくまもと」として、懸命に取り組んでいるところです。引き続き温かいご支援をいただきますようお願いします。
 さて、熊本県には、日本三名城のひとつ「熊本城」があります。この熊本城を築いた加藤清正公は、干拓や治水事業を奨励して米作りを推進し、江戸時代の大阪米市場では、東の大関「加賀米」とならぶ西の大関「肥後米」として高い評価を得ていました。“米の生産量・美味しさともトップクラスの米どころ"という伝統を次世代へ受け継ぐベく、本県では、米の食味や品質向上に努力を重ねております。
 本大会に、沢山の皆様がご参加、ご来県くださることを心よりお待ち申し上げますとともに、熊本の復旧・復興の契機となることを祈念いたします。

 

 

菊池市長 江頭 実

 菊池市は、熊本県北東部に位置し、北部の八方ヶ岳から東部の阿蘇外輪山の鞍岳まで山岳が連なり、山岳からの豊富な水が菊池川本流により菊池平野を潤し、肥沃な土地を形成しています。
 西日本一の渓谷美を誇る菊池渓谷は「日本の名水百選」や「日本の滝百選」としても有名であり、春の新緑・夏の清涼・秋の紅葉・冬の雪景色などは四季を通して人々の心を和ませています。
 市名に名を残す菊池一族の統治による九州の政治・文化の中心地として栄え、政治・教育・文化面において大きく影響を与えており、現在でも多くの遺跡が各地に残っています。
 産業は、農林畜産業を基幹産業とし、「菊池米、水田ごぼう、メロン、いちご、乾しいたけ、果樹」など、自然の恵みを背景にした誇れる農産物が豊富にあり、畜産業においても西日本有数の産出額を誇っています。
 江戸・明治期には農業技術先進地として、また良質な米の集散地であった本市で育まれてきた米のおいしさは今も変わらず、日本穀物検定協会の食味ランキングにおいて最高評価「特A」を2008年産米から2015年産米まで8年連続で獲得しております。
 本年4月に発生した「熊本地震」は、農業、製造業、観光業などに甚大な被害をもたらしましたが、本大会は「復興」から、明るい未来の光へ向けた「復光」への大きな一歩となる大会でもあると考えております。
 米づくりをとおして、人をとおして、地域をとおして「復光」に向けて進んでまいりますので、多くの皆様のお越しを心よりお待ちしております。

 

 

米・食味鑑定士協会 鈴木 秀之

 まずは、本年4月に発生致しました「熊本地震」におきまして、大きな被害を受けられたにも関わらず、コンクール開催にご尽力頂きました皆様に心よりお礼申し上げます。
 さて、約20年前に始まった米の自由化政策はやがて、グローバリゼーション(国際化)へと大きな流れを以て変革してきました。様々な要因による米価の下落や差別化が進む中、米づくり農家においてブランド戦略による価値訴求や価値創造は、大変有効な一案と言えるでしょう。
 米・食味分析鑑定コンクール:国際大会は、規模、歴史共に国内外最大のお米コンクールであり、その結果は市場に大きな影響力を持つものでありますが、その門扉は大きく開かれ、国際 総合部門を始め、12部門(約130名程)の受賞部門が有り、生産者にとって多様に頂点を目指すことが出来るコンクールでもあります。それゆえ、様々なお米を求める消費者ニーズとのマッチングにおいて非常に有効であると同時に、国内外に大きく訴求してゆくコンクールといえます。
 また、近年では、未来の農業を支える若者はもちろん、多くの米作り農家の技術向上や創意工夫の原動力であり、その成果を確認して頂く場としてもたくさんのご支持を頂いております。
 消費者とのマッチングを見据えた、新しい農業への一環として、また、一年間のご精励の締めくくりとして、コンクールへのご出品、ご参加を心よりお待ち申し上げます。